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創業150余年 八神製作所の介護用品公式オンラインショップです

介護用品のオンラインショップ ヤガミホームヘルスセンター

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ヤガミホームヘルスセンター

年齢を重ね、高齢になってくると足腰が弱くなったり、歩行時にふらつきを感じ不安になったり、怪我や病気によってスムーズな歩行ができなくなることがあります。
そんな時は「転ばぬ先の○○」ではないですが、杖を使ってみるのはいかがでしょうか。
杖と言っても種類がたくさんあり、自分に合った杖はどんなものか、何をどうやって選んだら良いのかわからないですよね。
お身体の状態によって使いやすい杖は異なります。
今回は杖について、大きく3つのポイントでご説明したいと思います。

  • 1.杖の種類と選び方
  • 2.杖の調整方法と使い方
  • 3.杖のメンテナンスについて

1.杖の種類と選び方

まずは、杖の種類についてみていきましょう。

①T字杖(固定タイプ、伸縮タイプ、折りたたみタイプ)

固定タイプ
支柱を切って長さを調整します。
切ったら元の長さには戻せません。
長さを変更されない方におすすめです。

伸縮タイプ
身体に合わせて簡単に長さを調整できます。
常に杖を利用する場合におすすめです。


T字杖(伸縮タイプ)のページはこちら

折りたたみタイプ
使わない時はコンパクトに折りたたみができ、カバンなどにしまうことができるため、持ち運びに便利です。
常時使わないけれど、杖があると安心という方におすすめです。

折りたたみ杖のページはこちら

②多点杖 【※介護保険レンタル対応品です】

杖先が多点に分かれていて地面との接地面が広く、T字杖よりも安定性が高いです。
足の力が弱い方、腰が曲がっている方でも使いやすいです。
T字杖だと不安で、歩行器までは必要ない方におすすめです。
多点杖を利用する場合は、段差や傾斜等はバランスを崩す可能性があるため、使う場所にあった多点杖を選定することが大切です。
外出先で利用する場合は、支柱が前後に稼働し坂道や階段でも安定性があるタイプや、杖先が分かれている部分のベースが狭いタイプを選ぶと安心でしょう。

多点杖のページはこちら

多点杖(3点タイプ)

多点杖(4点タイプ)

③ロフストランドクラッチ【※介護保険レンタル対応品です】

カフに腕を通すため、握力・腕力が弱い方や身体に麻痺がある方でも身体をしっかり支えられます。T字杖をうまく使えない方にもおすすめです。


ロフストランドクラッチのページはこちら

ロフストランドクラッチ

④.松葉杖【※介護保険レンタル対応品です】

脇当てとグリップがついた杖です。
脇で杖を挟んで利用するため、体をしっかりと支えることができ、足腰の機能が弱っている方、変形性股関節症の方、怪我をしている方にもおすすめです。

松葉杖のページはこちら

 松葉杖

以上の4種類に分類して紹介しましたが、多点杖、ロフストランドクラッチ、松葉杖の3種類は介護保険制度を利用してレンタルが可能です。
※購入すると補助の対象にはなりません。
介護保険でレンタルできるもの | 介護サービス | ヤガミホームヘルスセンター | 八神製作所

要介護認定(要支援1~要介護5)を受けている方は一度担当のケアマネジャーにご相談ください。
身体状況によって、お身体にあった杖を都度選定できるのがレンタルのメリットです。
また、レンタルでは定期的なメンテナンスもあり、安心してご利用いただけます。
八神製作所 福祉用具レンタル 販売電子カタログ2023-2024

2.杖の調整方法と使い方

■杖の長さの選び方について(3つの方法があります。)

①床から手首までの長さを測る場合

力を抜いて手を下に伸ばし、床から手首までの長さを測ってください。
杖の長さを決める際の目安となります。

②杖を持って長さを決める場合

杖を持ち手側足先の前方外側約20㎝の位置についてください。
肘は約30度~40度曲げます。
この状態が杖の長さを決める際の目安です。

③身長から杖の長さの目安を出す場合

身長÷2+3=杖の長さ(㎝)※あくまで目安です。

〈杖の長さ表〉

※使用者によって多少の誤差があります

単位:cm

身長 140 142 144 146 148 150 152 154 156 158 160 162 164 166 168 170 172 174 176 178 180
73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93
身長 身長
140 73 160 83
142 74 162 84
144 75 164 85
146 76 166 86
148 77 168 87
150 78 170 88
152 79 172 89
154 80 174 90
156 81 176 91
158 82 180 93

■グリップの握り方

支柱の中心に重心がかかるように握ってください。
グリップの一部分だけ握ると、荷重が偏ってしまい、不安定になり大変危険です。

■杖の持つ手はどっち?

杖は、障害や痛みのある足と反対側の手に持ちます。
例えば、左足の骨折・麻痺・左膝が痛い時は右手に杖を持ちます。
逆に右足に痛みなどの障害がある場合は左手に持ちます。
右利きだから右手に持つわけではないので注意しましょう。

■杖の突き方

3動作歩行、2動作歩行という杖の突き方があります。
杖の3動作歩行は、初めて杖を使用される方でも、歩きやすい方法です。
杖を出し→痛めている方の足を出し→もう片方の足を出す、という3回の動作で歩行します。
痛みのない側の手で杖を握ってください。
両足ともに痛みがない場合は持ちやすい手で持っ ていただいて構いません。

■階段の上り下りのポイント

階段の上りは、良い方の足から出します。下りは悪い方の足から出します。
『往きはよいよい、帰りはこわい』と覚えましょう。

3.杖のメンテナンスについて

最後は杖のメンテナンスについてご案内します。

カチカチ音がする?

時おり、杖からカチカチ音が出ている方をお見掛けします。
杖の長さ調整をした際に止めるネジが緩んでいると、カチカチ音がします。
そのため、緩んでいないかネジの確認をしましょう。

杖の先のゴムは交換が必要?

メーカーが推奨している杖先ゴムの交換頻度は半年~1年です。
毎日屋外で利用している場合は先ゴムのすり減りや劣化等が早くなることもあります。
杖先のゴムがどんな状態になったら交換のタイミング…?と思われる方も多いと思います。
気にしていただきたいのが、先ゴムに溝があるかです。
使用しているとゴム底がすり減って溝がなくなります。
溝がない状態で雨等で濡れた地面で使用すると、滑りやすく転倒につながる恐れがあります。
また、先ゴムに亀裂が入っている場合、杖を突いた際に抜けてしまう可能性があるため、交換が必要です。
誕生日は杖先ゴムを交換する日と決めるなどすると、毎年気持ちよく新しい年齢を重ねることができていいかもしれません。

杖を利用することで、不安なく外出ができるようになります。
自信がつくことで、活力体力も維持でき、活動範囲が広げることができるとよいですね。
ただ、あくまでも杖は自立歩行が可能な方が、身体を支えたり、足腰の負担を軽減させるために使用するものです。
自立歩行が困難な方が使用されると転倒などのリスクが生じます。
ご自身の身体にあったお気に入りの杖に出会えるよう、ヤガミホームヘルスセンターe.よりそうだんがお手伝いさせていただきます。
是非ご相談ください。お待ちしております。

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